親戚の数が多ければ多いほど、毎年悩むのが”お年玉”。
渡す数と貰う数に差があって不公平感を感じる方や、一人っ子家庭だからあげるだけ損してしまう…。
子なしだからお年玉をあげたくないという方へ、親戚に大家族がいる私が出した答えと対策を紹介しますので参考にしてくださいね。
お年玉の人数に差があると不公平!?一人っ子は損する!どうするのが一番良い?
親戚が多いと、お年玉を用意するのが大変ですよね。
自分が子どもの時には“楽しみの一つだったお年玉”ですが、大人になると出費が痛い行事の一つではないでしょうか。
子どもの人数に差がほとんどなければ不公平さを感じにくいですが、一人っ子に対してあげる数が多すぎたり、子なしで貰えないのにあげないといけない事に、モヤモヤする方の気持ち分かりますよ。
私の夫の兄弟が大家族で、子どもが10人とその他親族の子が5人います。
そのため年末年始が近づくと嫁である私は毎年、お年玉に頭を悩ませていました。
自分の兄弟なら「人数多いから一律でいい?」と聞けたり、ちょっとしたプレゼントで埋めることができますが…。
私は嫁の立場なので、夫側の親戚のルールに口を出すことはタブー。
本当は一律にしたいところだけど、簡単に決められる立場ではありません。
そしてうちは、一人っ子ですしどう考えても損するワケです。
毎年毎年、お年玉でモヤモヤする年末年始ってすごく嫌だなーって個人的に思っていて、どう対策をしたら一番良いのだろうかと自分自身かな~り悩みました。
一人で決められる事ではないので、もちろん夫にも相談しましたし、友人やネットでも意見を聞いてみることに。
私と同じ大家族へあげる立場になったら、“一律にしてプレゼントで埋める”という声がダントツ多かったです。
それで何のトラブルもなく、親戚関係が保てるのなら良いですが。
兄弟間の立場やお家のルール、親戚関係というのは思っているより複雑で、色んなことを考えて行動しないと危ないな~と思い私はこれを機にお年玉について考えてみました。
人それぞれ考え方や状況は違うので、これは一つの例として参考になれば幸いです。
お年玉をあげる人数に差があると不公平なのか
渡す数と貰う数に差があると、どうしても不公平感が出てしまいますよね。
うちは一人っ子ですので完全にこういった場面では損です。
まだ貰えるだけありがたいですが、中には子なしで一生あげるだけの立場の人も。
しかし、金額的には損していてもそれを”損”と捉えない人も存在します。
お金に余裕があるなしは大きく左右されるところですが、理由はそれだけではありません。
不公平に感じる人と感じない人は、考え方に違いがあるという事が分かりました。
私のように損得勘定が大きい人は不公平さを感じやすく、目先の利益で判断しがち。
反対に、損して得取れということわざがあるように、「一時的には損をしても、将来的に大きな利益になって返ってくる」と考えている人もいます。
後者の考えの人は損得勘定に気を取られるだけではなく、人との信頼関係を大切にしていること。
確かに金額的には損するしお金が返ってくるとは限らないけれど、人にした分だけ良い何かが返ってくると思っている人ということが言えると思います。
“損して得取れ”はその通りだなと私自身も思いましたし、逆に言えば悪い事をした分だけ何かの形で返ってくる事と同じで良いこともそうなんだろうと、私の中で腑に落ちました。
人間誰しも、損はしたくないし得したい生き物ではありますが、個人的にはこういった考えも良いなと思いましたし、人生を豊かにするためには必要な考え方だなぁと私自身思いましたね。
そもそもお年玉は誰のための行事?
そもそも“お年玉は誰のためなのか”という事を、大人になってしまった私は忘れていました。
子どもが貰って喜ぶ楽しい行事の一つであることは間違いなく、袋の中身を見て「今年はいくら入ってるんだろう」というワクワクさがあるから楽しいんですよね。
それを大人の事情でなしとか、一律にしたら可哀想だな~なんて思ったり、自分の事しか考えてなかったな~と反省。
私の子ども時代を思い出すとお年玉は楽しい行事の一つだったので、周りの親戚の人が良い人だったんだなと改めて感謝しました。
金額が少ない人がダメとかケチというわけではなく、寄付とか募金と同じで誰かのためになることは間違いないわけで、子どもが喜ぶのなら良いのかな~なんて今は思ってます。
そういう大人を見て子どもが育つことは間違いないので、大人になった時に同じように子供にそうしてくれるように願いを込めてお年玉をあげても良いかもしれませんよね。
時代的にも、所得は低いままなのにお年玉の相場は年々上がって、家計的にキツイと思っている人はたくさんいますし、昔とは違うのも本当にその通りだと思う。
しかし、子どもの人数が増えれば増えるほどお金はかかりますし、今後の日本を背負う大切な人材であることも言えます。
どういった形かは分かりませんが、子どもにお年玉をあげる(投資する)ことは今後の未来を良くすることに間違いないと私は思うのです。
相手のルールに合わせるのが一番良い
お年玉は各家庭によって、暗黙の了解があったりルールはそれぞれですよね。
相場の金額を渡す家もあれば、お年玉はクオカードで渡す、お金ではなくプレゼントで渡すといった家庭もあります。
各家庭の暗黙の了解があると思いますが、渡す相手のルールに合わせるのが一番平和。
というのも、お年玉で親戚と険悪になってしまう可能性もありえなくはないですし、そのきっかけで夫婦関係も悪くなってしまったら本末転倒ですよね。
年一のお付き合いだとしても、今後長い付き合いになることは間違いありません。
そしてお年玉が火種となり親戚同士のトラブルに発展してしまえば、子どもに悪い影響をもたらすかもしれません。
少しでもトラブルにならぬよう賢い選択する方が、子どものためであり後々自分のためにもなります。
出費は痛いですが、目先のことだけに囚われぬよう気を付けましょう。
また、人のために使うお金は厄を払うとも言いますので、喜んでお金を送り出して厄を払う気持ちで新年を迎えた方が気持ちが良くないでしょうか。
親戚が気心の知れた間柄なら、お年玉の額を親同士で決める人もいるみたいですが、それはほんの一部の人しかできません。
気を遣う関係であればあるほど、相手のルールに合わせるのが一番無難というのが私の答えです。
兄弟間のことや立場を考えて行動を
お年玉だけではなく、お金の事ってトラブルを生みやすいです。
特に立場とかでも変わってくる事なので、お年玉を機に本当に難しい問題だな~と思いました。
例えばうちなんかは、夫が長男なので顔を立てなくてはいけないですし、兄弟間で「兄ちゃんケチだなー」なんて思われてトラブルの原因になることも考えられます。
「お年玉で?」って思いますけど、親戚同士や身内の金銭トラブルは珍しいことではないですし、避けられることなら避けた方が良いと思う。
小さなことから大きな問題に発展することもあるので、慎重に進めるのが良さそうです。
そして、親戚にちょっとおかしい人がいたり、苦手な人、嫌なことを言われても気にしないこと。
私も正直、夫の弟は苦手で嫌いなタイプですが、年一しか会わないしと割り切って対処してます。
最初は年末年始が嫌でしょうがなかったですが考え方を変えて、これも新年の厄払いの一つとして乗り越えるようになりました。
ネガティブに考えたらキリがないですが、ポジティブに考えたら新年早々厄払いが出来るなんて本当にありがたいこと。
そう思って割り切るようにしたら、なんてくだらないことで悩んでいたことに気付き、気持ちが楽になりましたよ。
まとめ
人間みんな損はしたくないですし、見返りを求めてしまう生き物です。
しかし、お年玉は子どものための行事であることを忘れてはいけません。
親戚含めみんなで、気持ちの良い新年を迎えられる事を願っています。